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姑獲鳥の夏

  • Posted by: takeono
  • 2007年1月 6日 21:03
  • 日本語

姑獲鳥の夏
京極夏彦(著)
ISBN: 4061871981
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久々に日本語の本を読みました。
日本で生活していますので毎日日本語に囲まれて生きているわけです(当たり前)が、最近はほとんど小説を読まなくなりました。
ですが京極夏彦だけは例外です。僕にとっては何かにつけて読みたくなる作家です。
まだ邪魅の雫は買っていないのですがそのうち買おうと思ってますし、京極堂シリーズ以外の作品も魅力的なものが多いので読んでみたいと思っています。

この作品は京極夏彦の1994年のデビュー作で、僕が始めて読んだのは文庫版が出てすぐですので1998年くらいです(発行年月日で確認)。
読んだのはもう4回目くらいでしょうか。こんなに何回も読める小説も珍しいですね。
普通は1回読めば十分。2回目は筋が分かっているから面白くない。ということが多いのですが、京極夏彦の本だけは何回読んでも面白いです。

とはいえストーリー自体にものすごい魅力があるわけではなく、僕の場合本を読んで得られる様々な知識や、日本語や漢字の使い方、物を見る視点などに大きな魅力を感じて読んでいます。
京極堂の呪にかかってしまっているのです。

英語を勉強すると日本語の素晴らしさを再確認することができます。
日本語の持つ音感の美しさ、字体が現す美しさ、曖昧さを内包した言葉など、英語では感じることのないものを感じることができます。
京極夏彦の文章にはそれを感じることができるので、読むのがとても楽しいですし、日本語をもっと大切にしないといけないとも感じます。
外国語を勉強するということは、つまり日本語を勉強することにつながります。またそうあらねばならないと思います。
多読に出会って、英語の本をたくさん読むようになって少しずつではありますが英語に慣れ親しんできています。そこからどう日本語の勉強につなげていくか。これからの大きな課題ですが、まずは違いを見つけること、そしてそれを認めることからスタートしようと思っています。

京極夏彦の本はそういうことを考え始めるきっかけになる稀有な作品だと僕は思っています。

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