- 2007年3月 8日 23:05
- 日本語
その他の外国語−役に立たない語学のはなし
黒田龍之助(著)
ISBN: 4768468926
Amazon/紀伊国屋/セブンアンドワイ
3月4日に絵本と一緒に借りてきた本です。今現在こうやって多読をして外国語を勉強しているので、こういう本が目に止まったのだと思いますが、なかなか面白かったです。
失礼ながらこの作者のことはこの本を読んで始めて知りましたが、こういういわゆる「変わった」人のお話は想像に反して普通のことを直球勝負で言っていたりするので、余計に心に響いてきたりするんですよね。
この本を読んでどれくらいロシア語やスラブ語を勉強しようと思った人がいるか分かりませんが、少なくとも僕はやってみたいなと思いました。
これまではキリル文字なんて分かるわけないと頭から否定して見ないようにしていましたが、この本の中には頻繁に出てくるし、写真などでも見ることができて、興味が湧いてきました。
英語とは違って、文字に「美」を感じますね。その辺は漢字に通じるものがあると思います。
黒田先生はこの本の中で読書の良さを語っています。
どうして外国語の本ばかり読むのかといえば、それは私の興味あることについて書かれた本が、外国語で書かれているからです。(中略)
会話と違っていいところもあります。それは「急かされない」ことです。(中略)
こちらが読むのが遅くても、本はイライラしません。「まだこんなところを読んでいるのかよ」なんて、意地悪なこともいいません。前に戻ったっていいんです。自分のペースが保てます。(中略)
読めることも外国語ではないでしょうか。(174頁から175頁)
とっても納得できるお話だと思います。
外国語を使って会話をしたことはあまりありませんが、自分のペースで話せたことはまったくないですね。
というか、日本語でもあまりないですが・・・
とにかく、読書はマイペースでいれるということが非常に重要だと思います。敷居がとっても低いんですね。
現在はオーラルコミュニケーションを中心にした外国語学習が主流になってきていますが、読めることの重要性を再確認することも必要ではないでしょうか。そういう意味でも多読の果たす役割は大きいと思います。
もちろんオーラルコミュニケーションが悪いわけではないですけどね。
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