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坊っちゃん

  • Posted by: takeono
  • 2007年3月13日 16:44
  • 日本語

坊っちゃん坊っちゃん
夏目漱石(著)
ISBN: 4003101030
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英語の多読をしていると無性に日本語が読みたくなる時があることは以前にも書きましたが(参照)、再びその時期が来ました。

でも今までにない違いは読まず嫌いだった夏目漱石を読んでみようと思ったことです。
夏目漱石は「こころ」、「私の個人主義」などを、高校の教科書で一部読んだくらいでした。

その時にあまり面白いと思わなかったので今まで読まなかったのですが、なぜかしら読みたくなって図書館で思わず手に取ってしまいました。
結論から言うと、非常に面白い作品でした。
夏目漱石はこの小説の中で人間として大切なものをたくさん説いています。
正直であること、義理を大切にすることなどです。僕は坊っちゃんのような正直さを自分は果たして持っているだろうかと自問しながら読みました。
正直でいることはとても難しいですが、そこに美を感じることはできました。
もう少し正直に生きてみようと思いました

どうして今まで読まなかったのか、少し後悔しました。
でも、今だからこうやって読むことができたんだろうなとも思います。
本との出会いも機が熟さないとやってこないですからね。

作品の中には現在失われてしまった日本人の姿と、日本語の持つ語感の美しさを感じることができました。
僕はその時代は古き良き時代だったとは思いますが、その時代に戻れば良いとは思いません。
現在生きている日本人が新しい日本人としての姿や日本語を構築していくしか方法がないと思っているからです。
その方法として昔の日本人を参考にするのは良いと思いますが。
闇雲に真似をしようとしても、それこそ時代が違うのだからできませんもんね。

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